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2005年 03月 11日
あの日、ニュースを見て戦慄を覚えたことを今でも思い出します。
マドリード列車爆破テロ事件、スペインでは、3月11日(11 de Marzo)に起こったこの事件を「11-M」と表記しています。1年前の朝7時30分過ぎ(現地時間)に、マドリード市内を走るCercanias(セルカニアス:短距離列車)で次々と爆破が起こりました。 このテロにより、直後の14日に行われた総選挙で、絶対優位と見られていたPP(国民党)が敗れ、第2党だったPSOE(社会労働党) が政権を握りました。この政権交代がスペインやEU諸国にとって、良かったのかどうかは分かりませんが、テロが政治に対して大きな影響力を与えたことは事実です。 マドリードで行われた世界テロ対策会議には、スペイン国王フアン カルロスI世やフェリペ皇太子、国連のアナン事務総長などが出席しました。 フアン カルロス国王は「団結・決意・協力」が大事だと述べました。また、サパテロ首相は、たくさんの世界中の都市でテロが行われている中、厳格にテロを取り締まる方針を述べました。 会議としては、50カ国もの国の代表者が集まり、テロに打ち勝つためには、協力が必要だという方向での話し合いなどが活発に行われました。 最後に、このテロで無くなった191人の方、そして、さらに多くの怪我をされた被害者。今でも癒えぬ心の傷を負った多くの方々に対し、哀悼の意を表したいと思います。
by af1pro
| 2005-03-11 23:31
| スペインニュース
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