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2006年 02月 23日
いよいよ、今週末の日曜日に、イベント「プラド美術館の絵画」を開催します。
読売新聞社主催の「プラド美術館展」開催まではあと1ヶ月余りありますが、ぜひ、この機会に、プラド美術館の名作の数々に触れていただきたいと思います。 そして、普段あまり絵画に親しまれていない方などは、「プラド美術館展」に行く前に、私どものイベントで、「プラド美術館展」の見どころや、スペインの歴史、プラド美術館の歴史、そして様々な画家の生涯など、様々な知識を知っていただきたいと思います。 もちろん、事前の知識無く、素の状態で絵画を鑑賞するというのも一つの素晴らしい方法だと思いますが、やはりその絵画の背景などを知った上で鑑賞するのも良いものと思います。 例えば、誰かの肖像画があったとします。そこに描かれている人が誰なのか知らないと、あまり面白味は無いのではないでしょうか。 プラド美術館には、多数の肖像画が所蔵されており、今回も何点か来日しますが、例えば、「ティツィアーノの「フェリペII世」の肖像画」と言われて、分かる人には、分かるでしょう。スペイン美術を少しでもかじったことがあれば、知らないはずのない事柄なので。 しかし、日本の方は印象派が好きな方が多く、16~17世紀の絵画については、あまりご存知ない方もいらっしゃいますし、元々、それほど美術を知らない人にとっては、さっぱりでしょう。 ちなみに、ティツィアーノは、ベネツィア派の巨匠で、描かれているフェリペII世は、神聖ローマ帝国皇帝のカールV世の息子で、父と共にティツィアーノの庇護者でもあった慎重王と呼ばれるスペインの王様です。 また、カールV世から、フェリペII世、フェリペIII世、フェリペIV世、カルロスII世と続くハプスブルク王朝の王様達の肖像画を見ていくと、特徴であるアゴが出ているところが分かったり、近親での婚姻が続いたために、生気を失っていく様子なんかも、なんとなく読み取れます。 こんな知識を知った上で、「プラド美術館展」に行かれれば、やっぱり何も知らないで見に行くよりも面白いと思います。 ご興味のある方は、以下の要領にて私共の団体でイベントを開催しますので、ぜひお越し下さい。「プラド美術館展」の無料招待券が賞品のクイズ大会もあります。(抽選でも、3名の方に招待券を差し上げます。) NPO法人スペイン文化交流センター・サラマンカ主催 スペイン文化セミナー「プラド美術館の絵画」 日時:2006年2月26日(日) 13時30分~16時45分 場所:東京都新宿区 牛込箪笥地域センター 4階 都営大江戸線 牛込神楽坂駅 A1出口 徒歩3分 参加費:500円 内容: 第1部 スペインの歴史と文化 《絵画を見る前に知っておくと嬉しいスペインの歴史や文化などを紹介》 第2部 プラド美術館の絵画 《スライドで今回来日する絵画や名作を歴史背景と共に紹介》 第3部 チーム対抗クイズ大会 《チームに分かれてプラド美術館のクイズにチャレンジ!》 詳細は、ホームページに掲載しています。 『プラド美術館の絵画』のページ まだ定員に空きがありますので、ぜひ今からでもお申込み下さい。 お申込みは、以下のメールアドレスに、イベント参加希望と、氏名を明記して送ってください。 npo_salamanca@ybb.ne.jp
by af1pro
| 2006-02-23 02:14
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