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2006年 07月 26日
今日は、トレドについてご紹介します。
私が初めてトレドに行ったのは今から8年ほど前になります。そして今回が4回目だったのですが、やはりここの街並みはサラマンカの次くらいに素晴らしいと思います。 タホ川に囲まれた小さな街は、エル グレコの絵画そのままに、現在も変わらぬ美しさです。実は以前にも宿泊したのですが、トレドのパラドール(スペイン国営の宿泊施設)に今回も宿泊しました。 とても最上階のとても眺めの良い部屋で、テラスからはトレドの街並みが一望できました。 この写真の景色が自分の宿泊している部屋から見えるというのは、とても贅沢な気分になります。また、朝も何故か目が覚めると、ちょうど日の出の時刻で、朝の赤い光を受けた家々が、何百年の時の流れを感じさせてくれました。その時、パラドールのテラスも朝日を浴びて真っ赤になっていました。(下の写真) もうこれだけでもトレドに来たかいがあったというものです。 今回は、1歳4ヶ月の息子が一緒だったこともあり、グレコ美術館などには入りませんでしたが、サントトメ教会を外す訳にはいかず、立ち寄りました。ここには、エル グレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」があります。以前はグレコの絵はあまり好きでは無かったのですが、どういう心境の変化か、最近はそうでもないようになりました。 ただ、私はどちらかと言えば、「オルガス伯爵の埋葬」よりも、エル エスコリアルにある「聖マウリティウスの殉教」の方が、好みかなぁと思います。 普通にトレドを半日や一日観光しただけでは、あまり立ち寄ることのないSan Juan de los Reyes教会に初めて行きました。ここは、イサベル女王が建築を命じたということらしく、2004年に彼女の死後500年を記念したタイル画が制作され、入り口の脇に飾られていました。外側のゴシック様式も素晴らしく、また、回廊部分の天井のムデハル様式もなかなか見ごたえがありました。 先日も書きましたが、マドリードからAVEが開通したことで、30分で行けるトレドは、観光地としては、最適なのかもしれません。
by af1pro
| 2006-07-26 01:53
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